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Poetry music of Miya Matsuoka "IWAKI 2019"「いわき2019」WAVデータ

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2019年、いわきから富岡へ、そして代行バスに乗った、小さな旅の思い出をバッハの「トッカータとフーガ」にのせて表現しています。

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この曲は、J.S.Bachの「トッカータとフーガ ニ短調 BWV 565」をもとに松岡宮が再構成しました。
(This piece was reconstructed by Miya Matsuoka based on J.S.Bach's "Toccata and Fugue in D minor, BWV 565".)

いわきは、福島県の都市である。
(Iwaki is a city located in Fukushima Prefecture.)

2011年の大震災による津波および原発事故により、常磐線は富岡駅から浪江駅まで不通となり、代行バスが走っていた。この作品は、2019年に代行バスに乗った経験を描いている。常磐線は、現在は復旧している。

(Due to the tsunami caused by the 2011 earthquake and the nuclear power plant accident, the Joban Line was shut down from Tomioka Station to Namie Station, and substitute buses were running. This work depicts the experience of riding the substitute bus in 2019.
The Joban Line has now been restored.)

歌詞は以下のとおり。
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2019年 秋  
上野から仙台まで常磐線で向かう
いわき駅で富岡行きの列車に乗り換え 
もうすぐ終点 富岡駅だ

いわき 2019 
いわき 2019

点字ブロックのあざやかな黄色 
新しい富岡駅から見えたものは 
海だ
階段を上って跨線橋の窓から
見えたものも 海だ
工事中の黄色と黒の踏切のバーの
向こうに見えたものも 
海だ 海だ 海だ
開通を待つ踏切を背に 
わたしは代行バス乗り場へと向かう

ウィンカーを鳴らしながら
青信号で右へ曲がり 
途切れてしまった常磐線を
結びなおして走ってる
6号線を 代行バスは 
そして浪江まで

背筋を伸ばして両手を広げた
送電塔の群れが 
荒野の果てまで連なりながら
海へと続いている
6号線を 代行バスは 
そして浪江まで

いわき 2019 
いわき 2019

わたしを乗せた代行バスが出発した
「バス車内の写真撮影はご遠慮ください。」
それからシートベルトを締めるように
添乗員は言った
青信号を右折したバスは
国道6号線を北上する
細い川を渡る
赤や黄色に色づいた木々
風に揺れるススキの野原
オレンジ色の重機の群れ
ホームセンター ゲームセンター
代行バスがまた 川を渡る

透明なサーファーが並んで走ってる
「ようこそ福島へ」と笑顔で手を振って
6号線を 代行バスは そして浪江まで

透明なランナーが並んで走ってる
ほどけてしまった靴の紐を
結びなおして走ってる
6号線を 代行バスは そして浪江まで

透明な常磐線が並んで走ってる
透明なひたち号も並んで走ってる
夜ノ森駅 大野 双葉 そして浪江まで

透明な常磐線が並んで走ってる
透明なひたち号も並んで走ってる
夜ノ森駅 大野 双葉 そして浪江まで

いわき 2019 
いわき 2019

2020年3月14日、常磐線全線再開通。
代行バスはその役目を終えた。

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